大阪体育学会 平成18年度第2回身体運動文化領域研究会(公開研修会)報告

1 日時:2006年12月16日(土)
              14:30〜      受付
              14:45〜16:30 講演
2 会場: 関西大学  中央体育館「サブアリーナB」
    (大阪府吹田市山手町3−3−35)
      交通機関:阪急電車、関大前駅下車 徒歩7分

【総合テーマ】【『新しい学びの様式』一ヒップホップダンスを含む実践研修‐】
《‥講 演‥》 進行 三浦敏弘(関西大学)
  講師:圓月久美子(神戸女学院大学非常勤講師)(大阪府中学校特別非常勤講師)
《‥実践研修‥》 ※はじめに圓月先生の講演とデモ。
 17:15より、懇親会およびデイスカッション。

【圓月久美子先生 プロフィール】

ダンススタジオみき、ダンススタジオポイント ミズノウエルネス&ポ‐ト等で講師
ダンス&アクタ‐ズ専門学校特別講師
その他、多数のイベントやコンサ‐トの振り付け・企画 に携わる。
最近では、テレビ放映でのゴリエ杯優勝チーム 「パワフルエンジェルス」の指導者として大いに脚光を浴びている。

【公開研修会報告】
  我々は、「新しい学びの様式」の開発研究(リカレント・FD公開研修会)を開催企画するに当たり、若者達が自ら進んで、誰言うと無く集まり大勢がガラスの前で踊っている風景をよく目にしていますが、この身体表現であるパフォ‐マンスについて、なんらの見識が無いのも事実であります。ヒップポップダンスと言う名称については、理解できますがそれ以上のものが理解できていないのが現状ではないでしょうか。若い青年層を指導する立場である以上、この若者達を引きつける動機づけは何処にあり、何が彼らを引きつけるのかを検証する良い機会と考えこの公開研修会を企画いたしました。なお、本公開研修会は、身体運動文化学会関西支部、関西大学身体運動文化学会、共催として開催致しました。学会会員、一般 、学生を含め43名の参加者がありました。
 ストリートダンスなどのデモなどから導入し、実践での経験を得ることが出来たように思います.また、バレイやジャズダンスといった、いわゆる伝統的なダンスには基本があるが、ストリートダンスといった若者達のダンスには、この基本という概念そのものが無意味であり、楽しいという概念であることが理解できたように思います。上から教えられるということに反発し、仲間達で楽しく踊るというのが、どうやら基本型であるようです。本研修会で得た、概念や実践での経験は、ややもすると競技中心を固守するあまりに強制的指導という立場をとる指導者への良い意味での研修になったのではないかと考えています。

下の写真は研修会風景です。