トップページ活動のページ領域別研究会・身体運動文化研究領域  
   
2007年11月5日/身体運動文化領域研究領域/幹事 三浦敏弘
身体運動文化領域 公開研修会の開催について(ご案内)
 拝啓 秋風が心地よく肌寒く感じる気侯になって参りました。会員の皆様におかれましては、益々御繁栄のこととお慶び申し上げます。
 さて、このたび大阪体育学会身体運動文化研究領域は、身体運動文化学会関西支部、関西大学文学部身体運動文化学会の共催で、下記のとおり、標記の公開研修会を開催することになりました。
 講師の北島見江先生は、別紙プロフィールに示されておりますように斯界の第一人者として活躍されておられます。
 「新しい学びの様式」の開発研究(リカレント・FD公開研修会)開催を企画するに当たり、今年度につきましては、タイトル:「心と身体の気付き−ジャイロキネシス」を開催する運びとなりました。研修内容では、ジャイロキネシスとはバレエ、水泳、太極拳等を基に円や螺旋を描くような曲線的な動きと呼吸のパターンを組み合わせたヨガタイプのエクササイズです。全身に亘る簡単なマッサージによって神経を目覚めさせ、背骨が持つ様々な方向への動きを通して筋肉や関節を調節。このことで血流の促進や内臓の活性化が図られ、姿勢改善、バランス感覚、肩こり、腰痛の改善など多くの身体的効果が期待できるトータルボディワークアウトを紹介いたします。実際に体験をして頂き今後の活動に結びつけて頂く良い機会かと考えております。
 新しいジヤンルとして広くスポ−ツ界をはじめあらゆる領域においても求められる可能性があります。つきましては、本状をお届けする各界各層の方々に、是非ともこの公開研修会における実践体験を通してあらゆる指導対処能力を掘り下げて頂きたく、ここにご案内申し上げます。

■日時:2007年12月8日(土)
     受付14:15、開演 14:30、17:00頃終了予定
■会場:関西大学 総合体育館「アリーナB」
    (大阪府吹田市山手町3−3−35)
      交通機関:阪急電車、関大前駅下車 徒歩7分

【総合テーマ】【心と身体の気付き−ジャイロキネシス】

《‥講 演‥》 進行 三浦敏弘(関西大学
  講 師:北島 見江 先生(武庫川女子大学)

《‥実践研修‥》※はじめに北島先生の講演とデモ。
       実技ができるリラックスできる服装とバスタオルを用意して下さい。
       初冬のことですので少々厚手の体操着を用意して下さい。

対象者:この公開研修会に関心のあるすべての方々。
    申し込みは不要です。会員の方々の御参加をお願いいたします。

参加費 : 無 料

【Information of Gyrotonic Method】
 Gyroyonic Method はJuliu Hoveth(ハンガリー人)氏によって発明され1980年代からアメリカNew Yorkを中心にダンサーのための身体トレーニングとして広まってきたエクササイズです。
このMethodはPulley Towerを使用したGyrotonicと、フロア−ワークのエクササイズ、Gyrokinesisの双方から成り立ちます。Gyrotonicは『多関節が同時に関連するトレーニング』また『円周連動系負荷の固定化・負荷強度の数量化を可能にした三次元トレーニング』という実際の運動に非常に近い状態で実施できる画期的な特徴をもっています。
また、Gyrokinesisはマシンのエクササイズ同様、ヨガ・太極拳・気功・バレエ・水泳などをベースにした円をらせんを描くような曲線的な動きと呼吸で成り立っています。これらの動きは特徴をもっています。簡単なセルフマッサージから身体を目覚めさせ、背骨が持つ様々な方向への動きを組み合わせた動きによって筋肉や関節を調節し、身体のバランスを調える。また、リズミカルな呼吸と滑らかな動きのくり返しによって血流をも促し内臓を活性化することを目ざし、インナーの筋肉を鍛える動きから成り立っています。
1998年北島が実施した実験「Gyrotonic Methodによるダンスパフオーマンスの効果」では、マシンを使用したトレーニングで周囲(胸囲・腹囲・大腿囲・下腿囲)の減少と身体の可動閾(上体反らし・体前屈・左右開脚・ルルベ角・片脚上挙角など)の向上が認められました。このMethodはダンサーのパフオーマンス向上だけでなく障害後のリハビリテーションとして現在アメリカをはじめ欧米諸国などの医療機関などにも活用されています。
                     
【プロフィ−ル】北島 見江(Mie KITAJIMA)
武庫川女子大学 文学部 健康・スポーツ学科准教授。舞踊学、舞踊学会、日本体育学会所属。JAFA(日本フィットネス協会)代議員、西宮スポーツ振興審議会員
1995舞踊学会にてGyrotonic Methodを知る
1996渡米、Gyrotonic Studio “White Cloud Studio”訪問、研修開始
1997 Gyrotonic Methodの研究を開始 アメリカNew Yorkよりマスタートレーナ−Hirally Cartwright訪日により実験  開始「ダンサーにおけるGyrotonic Methodの筋作業について」 第45回秋季舞踊学会発表
1998 「Gyrotonic Methodによるダンスパフオーマンスの効果」 第46回秋季舞踊学期発表
1998〜 文部科学省研究助成をうける
1999 「ジャイロトニックメソードがダンス時の筋に及ぼす向上効果について」
2003 在外研修員としてアメリカNew York(Studio Riverside)およびTexas(テキサス女子大学)にてGyrotonic       Apprenticeとして研修。
2003  Gyrotonic Method指導資格 New Yorkにて取得。
2004  Gyrokinesis指導資格取得Seattleにて取得。
2005  「サーモグラフィーからみたgyrokinesisの身体的効果」第56回日本体育学会発表
2005 「gyrokinesisが身体に及ぼす影響」舞踊学会発表
2006  「週1回の運動実施で身体的効果は得られるか−中年女性におけるgyrokinesisの場合」健康体力づくり財団賞受賞

ページトップ身体運動文化研究領域目次活動のページトップページ